沖縄旅行といえば、青い海や開放的なリゾートのイメージが強いですが、もし旅先で雨が降ってしまったら…?
そんな時こそおすすめしたいのが、那覇で楽しめる大人の観光スポット巡りです。
特に、沖縄の歴史や文化に触れられる博物館めぐりは、天候に左右されずにゆっくりと沖縄の魅力を再発見できる貴重な時間。
今回は、雨の日でも楽しめる那覇の博物館として、那覇市歴史博物館と沖縄県立博物館・美術館の見どころやおすすめポイントをご紹介します。
雨の日だからこそ訪れたい、沖縄の奥深い歴史と文化の世界へ出かけてみませんか?
雨の日こそおすすめ!沖縄の歴史を感じる博物館めぐり

沖縄といえば、美しい海や青空のもとで楽しむビーチや観光スポットが人気ですが、旅行中に急に雨が降ってしまうこともありますよね。でも、そんな時こそ沖縄の歴史や文化にじっくり触れられる博物館めぐりがおすすめなんです。
博物館なら天候を気にせず、ゆったりとした時間の中で沖縄の奥深い魅力を発見できますし、写真映えする建物や展示物もたくさん。
特に那覇エリアには、沖縄の歴史や自然、芸能文化について楽しく学べる施設が揃っているので、雨の日プランとしてもぴったりなんです。

先日私は実際に、那覇市歴史博物館と沖縄県立博物館・美術館の2か所をめぐってきました。
歴史的な展示や貴重な資料を眺めながら、沖縄の暮らしや文化を改めて知ることができ、観光の合間にとてもいい体験になりました。
これから、その見どころや雰囲気をご紹介していきますので、ぜひ雨の日のお出かけ候補にしてみてくださいね!
那覇市歴史博物館の魅力
那覇市歴史博物館は、那覇市の国際通りエリアにある博物館です。
ゆいレールの最寄り駅は「県庁前」駅で、駅から徒歩すぐ、パレットくもじ(百貨店)の4階にあります。




デパートの上階によくある催事スペースが博物館になっているような感じで、落ち着いていて気軽に入りやすい雰囲気でした。
国際通りエリアに宿泊される方にとっては徒歩圏内ですので、レンタカーも必要ないです。
那覇市歴史博物館には何がある?


常設展は「王朝文化と都市(まち)の歴史」をテーマとした首里・那覇の歴史と文化を紹介しています。
琉球王国の工芸品や古文書や写真などを、ゆっくりと見て回ることができます。
博物館の規模としては決して大きくはありませんが、特別展示や企画展も随時行われていて、内容はとても濃いものという印象を受けました。
首里城観光の前後に特におすすめ
展示物を見ていて感じたのは、沖縄旅で多くの人が訪れる「首里城」の観光とあわせて訪れるのがおすすめということ。
首里・首里城・琉球王国といった歴史をより深く理解するうえで、この博物館は外せないスポットです。
私はこの那覇市歴史博物館を訪れた翌日に「首里城」「王陵(たまうどぅん)」へも観光に行きましたが、リンクする部分が多くあり、前日にこちらに訪れておいてとてもよかったなと感じました。
デパートの建物内とは思えない、とにかく落ち着いた雰囲気で、ゆっくりと展示を見てまわることができるので、雨の日のお出かけや、大人の知的な沖縄旅にもぴったりのスポットです。
沖縄県立博物館・美術館の楽しみ方
沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)は、那覇市おもろまちにある沖縄最大級の総合文化施設です。
ゆいレールの最寄り駅は「おもろまち」駅。
国際通りエリアのゆいレール各駅から「おもろまち」駅までの所要時間は10分以内。


「おもろまち」駅から徒歩約12分と、アクセスしやすい観光スポットです。


沖縄県立博物館・美術館は、那覇市中心部からもアクセスしやすいので、観光の合間や雨の日のプランに組み込みやすいスポットです。沖縄のことをもっと深く知りたくなった時、知的な時間を過ごしたい時に、ぜひ訪れてほしい場所です。
沖縄県立博物館・美術館ってどんな場所?


博物館と美術館がひとつの建物内に併設されていて、沖縄の自然・歴史・文化・芸術を一度に楽しむことができるスポットとして、多くの観光客や地元の人々に親しまれています。


建物は、沖縄の伝統的な「グスク(城)」をイメージしたデザインになっていて、外観もとても印象的。私も実際に訪れてみましたが、入口付近の広々とした開放感のある空間や、石造りの重厚感ある建物にワクワクしました。館内はとても広く、雨の日でもゆっくりと快適に過ごせるのが魅力です。




博物館エリアでは、沖縄の自然や生き物、歴史、民俗文化についての常設展示があり、縄文時代から現代に至る沖縄の歩みを学べる構成になっています。一方、美術館エリアでは、沖縄にゆかりのあるアーティストの作品や、国内外の企画展も定期的に開催されていて、芸術好きの方にもおすすめ。



私が訪れた際は、美術館企画ギャラリーでHello Kitty展が行われていました!
常設展示で知る沖縄の歴史と自然


私は沖縄県立博物館の常設展示エリアを主に楽しみました。


沖縄の自然・歴史・文化を時代ごとにわかりやすくまとめた、とても見応えのある空間です。私は2時間ほどじっくりと見てまわりましたが、時間を忘れるほど充実した展示内容でした。
まず入口付近には、琉球列島の成り立ちや、沖縄ならではの動植物、生態系についての展示が並び、沖縄の自然環境の豊かさと特異性を実感できます。ジオラマや映像も多く、視覚的に楽しみながら学べるのも魅力。
さらに、古代から琉球王国時代、戦争の歴史、戦後の復興まで、沖縄の歴史を順にたどる展示も充実しています。特に、琉球王国時代の工芸品や、昔の暮らしを再現した模型、アメリカ統治時代の街並みの様子など、貴重な資料が数多く展示されていて、「こんな歴史があったんだ」と新しい発見の連続でした。
また、戦争をテーマにしたコーナーもあり、当時の生活や人々の記録、写真パネルが胸に迫ります。沖縄の苦難の歴史と、それを乗り越えてきた人々の強さを感じることができ、とても考えさせられる内容でした。
展示スペースは広く、ゆったりとした造りなので、雨の日でも落ち着いて自分のペースで回れるのも良かったポイント。興味のあるところをじっくり見たり、映像コーナーでひと休みしたりと、知的で満足度の高い時間を過ごすことができました。
沖縄をもっと深く知りたい方や、大人の落ち着いた観光を楽しみたい方には、ぜひおすすめしたい常設展示です。



いつもツアーでしか沖縄に行ったことがない70代の両親は、まだここを訪れたことはないそう。おすすめしたらとても行きたがっていたので、いつか連れて行ってあげたいです。
館内にはカフェもあり


沖縄県立博物館・美術館の館内には、おしゃれなカフェスペースも併設されています。展示をじっくり見たあとは、ここでひと休みするのもおすすめ。明るく開放感のある空間で、コーヒーや紅茶、軽食、スイーツなどを楽しむことができるので、観光の合間のリラックスタイムにもぴったりです。


私も実際に利用してみましたが、静かな雰囲気でとても居心地が良く、展示の余韻に浸りながら、沖縄ならではのドリンクメニューやデザートをゆっくり味わうことができました。雨の日でも、外に出ずにそのままカフェタイムを楽しめるのは嬉しいポイントですね。
博物館や美術館の感想を語り合ったり、旅の計画を立てたりするのにもぴったりの場所なので、訪れた際はぜひ立ち寄ってみてください。
■開館時間
火水木日 9:00-18:00 入館は17:30まで
金土 9:00-20:00 入館は19:30まで
■毎週月曜日休館
ただし、月曜日が祝日及び振替休日又は慰霊の日の場合は開館し、その翌平日が休館。
メンテナンス休館 2025年7月2日(水)~7月10日(木)
年末年始 2025年12月29日(月)~1月3日(土)まで
■観覧料金
<博物館常設展> 一般530円、高大生270円、県外小中学生150円、県内小中学生無料、未就学児無料、70歳以上無料、障がい者・療育手帳お持ちの方及び介助者の方1名
<博物館企画展><美術館企画展><美術館コレクション展>は、ホームページ参照。
まとめ|雨の日でも充実!沖縄の博物館で知的な旅を
沖縄といえば、どうしても海や青空のイメージが強いですが、雨の日だからこそ楽しめるスポットもたくさんあります。今回ご紹介した那覇市歴史博物館や沖縄県立博物館・美術館は、その代表的な場所。天候に左右されず、沖縄の歴史や文化、自然についてじっくり学べる、まさに大人のための知的な観光スポットです。


私自身も実際に訪れてみて、今まで知らなかった沖縄の歴史や文化の奥深さに触れることができ、晴れの日の観光とはまた違った特別な時間を過ごすことができました。展示を見て、カフェでひと休みしながら、その余韻に浸るのもとても贅沢なひとときです。
沖縄旅行中にもし雨が降ってしまっても、がっかりすることはありません。そんな時こそ、ぜひ博物館めぐりで沖縄の新しい魅力を発見してみてください。きっと、旅の思い出がさらに豊かになるはずです。
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